こちらのお客様は、お仕事中や歩くたびに踵に激痛が走るようになり、踵を浮かせていないと歩けない状態になってご来店された方です。
当院に来店される前に病院に受診したところ、【足底腱膜炎】と診断されていました。病院からは専用の中敷きを渡されて使用してみるも、全く効果がなく痛みはどんどん増すばかりという悲しい状況でした。
そんな状態でHARERU下原店のホームページを見て来店して頂いたところ、痛みがほとんどなくなり、最近では「踵に足をつけて歩けるようになった」「仕事中も楽になった」と嬉しい報告をいただきました!
今回は、この方がどの様に痛みを解消していったのかご説明していきますね。
どんな治療をしていったのか?
まず問診で足の痛みの場所をお聞きしました。
痛みの場所によって問題が関節なのか、それとも違うところなのかがわかります。
この方の場合は、踵の内側に痛みがあるとのことでした。
痛みの種類によって症状が違う
実は痛みは2種類に分けられます。
痛みの種類 | 特徴 | |
ジーンとする痛み | 鈍い痛み | 慢性痛に多い |
ズキッとする痛み | 鋭い痛み | 怪我してすぐの痛みに多い ※腫れていたり熱を持っている時には 炎症がある可能性が高い |
この方の場合は❝歩く時❞や❝立った時❞に鋭い痛みを感じておられました。
また、❝腫れ❞や❝熱❞を持っていたので炎症が起きている状況だと判断しました。
このことから踵の部分に急性的な痛みが出ている可能性があると考えました。
姿勢のチェックと痛みがある動作の確認
次のチェックポイントは、「普段からどんな姿勢なのか?」です。
なぜ姿勢の検査をするかというと、突然❝踵の内側❞が痛くなることは外部から強い刺激がない限り可能性は低いので姿勢を見ていきました。
写真の姿勢を見てもらうとわかるように、膝が反対方向に伸びすぎている❝弓なり❞状態になっているのがわかると思います。
まずは、今の姿勢を一緒に見て頂き自覚していただきます。
この写真を見て「私ってこんな姿勢だったんですね」と驚かれる方はとても多いです。
なかなか自分の姿勢を自分で分析するなんて機会ないですからね。
この方の場合は、パッと見て左足全体が内側に歪んでいるのがわかりました。
その時に痛みの部位を詳しく聞くと、踵の内側に痛みがあるとのこと。
このような場所に痛みが出るケースは、足部の組織の硬さ・偏平足・距骨下関節の歪み・股関節のインナーマッスルの緩さなどが原因で痛みが出ることが多いです。
なので、私が股関節を中間位(正常な真ん中の位置)に戻した状態にすると痛みが軽くなりました。
そこで、「おしり周りの筋肉と股関節のインナーマッスルが原因なのかな?」と目星がつきました。
股関節周りの筋肉が働かないことに原因がある!その検査方法と治療方法は?
ここでベッドに横になり検査をします。
簡易的な方法ですが、上図のように膝を立てると赤い線のように膝が股関節に対して内側に倒れます。
このようになると股関節周りの筋肉で安定させられないんだと判断できます。(青い線は比較的真っすぐで良い状態です)
この方も同じように股関節周りの筋肉が働いていないことがわかりましたので、施術で真ん中の位置で安定できるよう正しい関節の位置を覚えてもらいました。
ですが…ここで注意点を
ただ歪みを戻すだけだとすぐに元に戻り痛みが出てしまうため、この正しい関節の動きを覚えるために運動を行います。
この動きを覚えてもらうことを❝脳の学習❞と言うのですが、そこまでやらないと3日~7日後には元の痛みが出てきてしまいます。
足関節の動きが悪い!その原因は?
上図は例としての画像です。異常な足は小指側に足が挙がっていきます。
このような状態ですと、周りの組織(筋肉・皮膚・脂肪組織など)が硬くなりそもそもの足の動きを制限してしまいます。
なので、最初に組織の癒着(硬く組織同士でくっついている状態)を剥がしていきました。その次に足関節の正しい動きを覚える❝脳の学習❞を行いました。
施術結果は?1時間でここまでかわるなんて!
結果的に施術が終わった後は、痛みの程度をお聞きすると「全然大丈夫です!」とのことでした。
来院以来、長時間の立ち仕事や楽に歩けるようになり、今までよりもより良い生活を送られています。
HARERUスタッフより
今回は「股関節周りの筋肉の働かない状態」と「関節の組織(筋肉・脂肪・皮膚等)の硬さ」が原因になっておられました。
多くの方が勘違いしているのが「変形=痛み」ということです。
変形が痛みの原因となっているケースよりも、周囲の筋肉や関節の捻れ、日頃の姿勢が原因のことがとても多いのです。
安易に手術を選択する前になぜ痛みが出ているのか?をしっかり見つける必要があります。
股関節や足関節の歪みをとっても痛みが出る場合は?
今回の女性のように股関節や足のねじれで痛みが出ている方は多いですが、ねじれをとっても痛みが残る場合があります。
そういう方は、背骨の動きが硬かったり、体重の乗せ方がうまくいっていないということも考えられます。
背骨の治療に関してはこんな感じで行なっています。
最後に
痛みや歪みを我慢しておくと治る期間が延びていくだけですので、早めに治療をして直されることをおススメします。
ご予約の際には、「ホームページを見た」とお伝えして頂ければ、初回60分1,000円で治療を受けることができます!
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